小牧瓦店の魅力
小牧瓦店が長年にわたりお客様に選ばれ続けている理由を、3つのポイントに分けてご紹介します。専門性、地域密着型の信頼、そして安心のアフターサポート。これらの魅力が、瓦屋根修理やリフォームをお考えの皆さまにとって最適な選択肢となる理由です。

瓦屋根専門の技術
瓦屋根は日本の伝統的な建築様式の一つであり、美観と機能性を兼ね備えた優れた素材です。しかし、瓦屋根の修理やリフォームには特別な技術が求められます。小牧瓦店では、創業以来50年以上にわたり、瓦屋根専門の技術を追求し続けてきました。
当店の職人たちは、瓦の特性を熟知し、最適な施工方法を選択できる熟練の技術者ばかりです。特に、台風や地震などの自然災害が多い地域では、耐久性を高める施工が求められます。小牧瓦店では、地域の気候に対応した瓦の選定や防災性能を考慮した施工を行うことで、お客様に長期的な安心をお届けしています。
また、最新の技術や素材も積極的に導入し、伝統と革新を融合させた施工を提供しています。他社では対応が難しい複雑な瓦屋根の修理もお任せください。お客様の住まいの価値を守り、次世代に引き継ぐお手伝いをいたします。
地域密着50年以上
小牧瓦店は、神奈川県横須賀市を拠点に、三浦市、葉山町、逗子市、鎌倉市、横浜市南部を中心としたエリアで活動しています。この地域に根ざして50年以上、私たちは地元の皆さまに支えられながら事業を続けてきました。
地域密着型の業者だからこそ、地元の気候や風土を考慮した最適な施工が可能です。例えば、横須賀市周辺では台風による強風や塩害が大きな課題です。当店では、これらの環境に耐えうる施工技術を駆使し、お客様の屋根を守り続けています。また、地元密着のフットワークを活かし、緊急時の対応も迅速に行える体制を整えています。
さらに、地域で築いてきた信頼関係は当店の誇りです。過去に施工を依頼されたお客様からの紹介や口コミも多く、地元で長年の実績を持つ当店だからこその安心感を提供しています。地元ならではのきめ細やかなサービスとお客様とのつながりを大切にしています。
安心のアフターサポート
屋根の施工は一度終わったらそれで完了ではありません。その後のメンテナンスが住まいの長寿命化に大きく寄与します。小牧瓦店では、施工後のお客様が安心して暮らせるよう、充実したアフターサポートを提供しています。
具体的には、施工後の定期点検や、瓦のずれや破損がないかを確認するサービスを行っています。また、万が一のトラブルにも迅速に対応できるようサポート窓口を設置。どんな小さな不安や疑問にもすぐにお応えします。
さらに、葺き替え工事においては施工後も安心していただける保証制度を設けています。当店の施工は、耐久性と美観を両立させるだけでなく、アフターサービスによって長期的な信頼を築くことを目指しています。これらの取り組みにより、多くのお客様から「またお願いしたい」という声をいただいています。
瓦屋根の修理やリフォームをお考えの方は、小牧瓦店にお任せください。専門技術、地域密着の信頼、安心のアフターサポートの3つの魅力で、皆さまの住まいを守り、美しさを引き立てるお手伝いをいたします。
瓦ならではの選択肢
ほかの屋根材には無い、瓦屋根ならではの特色あるデザインがあります。また屋根リフォーム工事の選択肢があることも瓦の特長です。その理由は、重い瓦の家は軽い屋根材の家よりも頑丈に作られていて、軽い屋根材の家に後から重い瓦を乗せることはできないからです。
瓦の形状
代表的な瓦の形状を見てみましょう。またそれぞれの特徴を確認しましょう。

F形(平板)
フラットな形状の伝統的な和瓦とは異なるシンプルでモダンなデザインです。スッキリとした直線的な外観が特徴のため、現代建築やモダンな住宅のデザインに調和しやすく、和風・洋風を問わず多様な建築スタイルに適応します。

J形(和形)
伝統的な日本の建築美を象徴するデザインで、棟の段積みや鬼瓦などの装飾的な特長を持っています。商家などに見られる起り(むくり)屋根や寺社仏閣に多い照り(てり)屋根、昔ながらの入母屋造りなどの和風の屋根形状には、迷うことなくこの和形瓦です。

S形(洋瓦)
スペインやイタリアのような南欧風のデザインで、機能的にも雨水の流れがスムーズ、耐風性が高いなどの特長を持っています。
瓦の葺き替え工事

選択肢の一つは、新たな瓦に葺き替えることです。もしあなたが古い瓦屋根に不安を感じているなら、瓦の葺き替えをおすすめします。また今後も末永く家を維持していきたいなら、なおさらです。
瓦は古くからある屋根材ですが、瓦自体もそして施工方法も大きく進化しています。瓦は、原料や製造工程の高度な管理により、材料のバラツキが無い高精度なものになっています。また施工も、ガイドライン工法と呼ばれる瓦全数の釘固定や棟金具と受木を使った棟瓦のビス固定など、地震や台風対策に余念はありません。もし今が土を使った土葺き工法なら、今度は乾式工法になるので、屋根全体が軽くなります。また瓦の下の防水シートも、かつては木を薄くスライスしたトントンと呼ばれるシート状の木材でしたが、今は改質アスファルトルーフィングと呼ばれるより防水性の高いものを使用します。
瓦の葺き替え工事により、葺き替え後は少なくとも30年以上の耐用年数は見込めるでしょう。
工事費の目安
瓦屋根葺き替え工事 和形瓦→F形(平板)陶器瓦
175万円(消費税別・足場代含む)
屋根材:セラムF2(新東)、下葺材:ニューライナールーフィング、その他仕様:ガイドライン工法、雪止め瓦なし
- 切妻屋根、下屋根なし、4.0/10勾配、100㎡、大棟13m
- 小運搬なし
- 既存屋根材の解体撤去及び処分費含む
- 電気と水道を使用させていただきます
- 既存屋根材を撤去して判明した広小舞や下地野地板などの劣化の修理は別途費用
棟瓦積み替え工事
二つ目の選択肢は棟瓦を積み替える工事です。和形の場合は段積みといって数段つまれた熨斗(のし)瓦の上に冠(かんむり)瓦が乗ったスタイルです。平板や洋瓦の場合は、冠瓦のみのスタイルです。まれに和形でもシンプル工法と呼ばれる冠瓦のみの場合があります。年数が経つと、漆喰や土、銅線などの劣化、屋根への長年の風圧や振動などにより、棟瓦にズレが生じてきます。本来、真っすぐであるべき棟が、上下左右に波を打つように見えてきます。これを放置しておくと雨漏りの原因となってしまいます。
現場調査で棟を確認させていただき、屋根の棟以外には気になるところが無さそうであれば、棟瓦積み替え工事をおすすめします。今の冠瓦、のし瓦、鬼瓦、巴瓦など全て取外し、新たに真っすぐに積み直します。また今の瓦の状態を見て、新しい瓦を使用するか、古い瓦を再利用するかを検討します。再利用する場合は、工事の際に生じる不足分のみ新しい瓦でまかないます。
工事費の目安

棟瓦積み替え工事 和形瓦棟 紐丸厚のし瓦共4段積み
30万円(消費税別・足場代別途)
既存瓦再利用、切妻屋根、大棟10m、旧工法(ガイドライン工法でない)
- 経年により歪んだ段積みの棟を放置しておくと、雨漏りの原因となります。
- 歪んだ棟を取外して、真っすぐに積み直します。
- 今の瓦の状態により、古い瓦を再利用する場合、新たな瓦を使用する場合があります。
- 古い瓦の再利用の場合も、積み替えに際して生じる不足分は新たな瓦を補充します。
- 南蛮漆喰と銅線を用いた旧工法で棟瓦を固定します。
- のし瓦の起り、反り、直のクセを一枚一枚確認し、内部に雨水が流れ込まないよう考慮して積んでいきます。
- 面戸は漆喰できれいに仕上げます。
- 大棟と隅棟の段数の差は2段以上設けないと、隅棟上部と大棟の接する部分が上手く納まりません。大棟丸共4段、隅棟丸共3段積みの場合は、積み替え工事の際には大棟を5段にします。
工事費の目安

棟瓦(冠瓦)工事 七寸丸瓦の棟補強金具及び心材取付
30万円(消費税別・足場代別途)
既存瓦再利用、切妻屋根、大棟10m、ステンレス製補強棟金具・杉心材使用、ガイドライン工法に準ずる
- F形、S形、和形シンプル工法の棟は、冠瓦のみ構成されています。
- 経年で棟が歪んでしまうと雨漏りの原因となります。
- 冠瓦を積替える際はガイドライン工法に準じて、棟補強金具に棟心材を固定し、冠瓦を心材にビス留めして固定します。
漆喰塗り替え工事
- 棟瓦と土居のし瓦の漆喰面戸は、経年によりひび割れや剥がれが見られるようになります。そのまま放置すると雨漏りの原因となります。
- 瓦には異常が見られず漆喰だけが気になるようでしたら、漆喰の塗り替えをおすすめします。
- 棟瓦を固定する銅線が切れていたり、棟瓦にズレの兆候が見られる場合は、コーキングの点付けでズレを防止します。
- 既存の漆喰及び土を取り除き、新たに南蛮漆喰で固定し、表面を漆喰で仕上げます。南蛮漆喰と漆喰で重ねて仕上げることにより、耐久性が高まります。
工事費の目安

漆喰塗り替え工事
19万円(消費税別・足場代別途)
和形瓦、寄棟屋根、棟の長さ18mの場合
仕様:既存漆喰撤去、廃材処分、南蛮漆喰(中塗り)+漆喰(仕上げ塗り)
その他の工事
割れた瓦の交換工事
- 和形瓦、S形瓦はJIS規格で大きさや形状が同じものが使用されていることが多いので、その場合は差し替えての交換を行います。ただし色については、現状と全く同じ色は用意できないとお考え下さい。
- F形などデザインに特徴がある瓦は、製造中のものはよいのですが、製造中止になってしまったものは卸問屋を通じて在庫を探し出すか、中古を探すか、あるものを加工するしかありません。
- 平部は容易に交換可能ですが、棟や壁際の瓦の交換には少し手間がかかります。
- 交換工事の際は、同時に目視による全体的な点検とズレ修正を行うのがよいでしょう。
本谷板金交換工事
- 経年により本谷板金に穴が開き、そこから雨漏りする場合があります。特に本谷に銅板を用いている場合に多いケースです。
- 既存の本谷板金を取外し、耐久性の高いステンレス製の本谷板金に交換します。
- 屋根形状的に本谷板金交換のみの工事はできません。平部の瓦を一部取外し、干渉する棟瓦も積み直す必要があります。
瓦屋根工事2つの注意点
技術力と品質
屋根工事に必要とする専門的な技術と経験は、他の屋根材とは違います。しかし日本の人口が減り続け、マンション需要の高まりもあり、戸建て住宅の新築着工数は大幅に減少しています。さらに瓦となると、他の屋根材の多様化によりその数は著しく減っています。同時に、瓦を葺ける(葺いたことのある)職人もいなくなっているのが現状です。そのようななか腕が良く経験豊富な瓦職人を探すことは、大変難しくなっています。これが、ここ最近の潮流の瓦から他の軽い屋根材への葺き替えをすすめる一因とも思えます。
品質は、雨漏りをしないという機能的なことや仕上の美しさという見た目だけでなく、耐久性に大きく影響します。私たちの高い技術と豊富な経験が、あなたの信頼に自信を持ってお応えできる裏付けです。安心してお任せいただけます。
地域密着
三方を海に囲まれた独特な三浦半島の気候風土、海に近いエリアでは塩害も多くみられます。地元を熟知していることは、思いのほか重要です。また車の入れない細い山道や、百段以上の階段など、歴史ある古い街並みならではの特殊な土地への対応力も問われます。これらを想定した現場調査や工事計画、見積もりでなければ、後ほど思わぬトラブルにぶつかってしまうこともありえます。
非常時の対応も、地元の直施工業者ならスピーディーな対応ができるので安心いただけます。また地元を熟知した業者なら、こうしたことも安心してお任せいただけます。
屋根は軽い方がいいって本当ですか?
- 建築基準法では「重い建物」も「軽い建物」もそれぞれの重さに応じて設計されているため、完成した家の耐震性は同じです。
- 重い分、柱や筋交い、壁などが多く、丈夫に設計されるので、耐用年数が長くなると考えられ、コストパフォーマンスは高くなります。
- またその重さにより耐震性の問題を指摘されてきた瓦ですが、2022年1月1日に瓦屋根の工事基準としてガイドライン工法が法制化され、瓦の緊結方法や釘の本数、種類などの最低基準が義務付けられました。これにより瓦屋根の耐震性能や耐風性能が大幅に強化されています。
- もしあなたの家が比較的新しい建物で瓦葺きの屋根なら、葺き替えの際に、重さは気にせず瓦を選ぶことができます。
- もともと化粧スレート葺きやガルバリウム鋼板葺きの「軽い建物」では、葺き替えで瓦を選ぶことはできません。