屋根工事にかかる費用を知りたいですか?

あなたの屋根の状態により、必要な工事の種類は違います。まずは今の屋根の状態を確認して、最低限必要な工事、15~20年程度もたせたい工事、30~40年位はもたせたい工事などの要望を聞き、見積を作成します。もちろん複数の見積を作成し、予算に合った工事を選んでいただくこともできます。

この世にあなたの家と全く同じ家はありません。あなたの家の立地、傷み具合などはあなたの家だけのものです。見積に際し、まずはあなたの家の屋根の状態を確認することが必要なのです。屋根の材料には色々な種類があります。様々な材質の屋根材を各メーカーが作っています。屋根材だけではありません。下葺材(屋根材の下に張る防水シート)も種類が豊富で、それぞれ特徴があります。これらの中からどの屋根材や下葺材を選ぶかで、見積金額も変わります。

小牧瓦店は、あなたの屋根にベストな材料を選んで見積を作成いたします。まずはお話を聞かせてください。もちろん見積は無料です。

屋根工事費用の目安

令和6年10月時点での工事費の目安です。実際の見積もりの際は最新の単価となるため、事例と全く同じ工事内容であっても、金額が変わる場合があります。また表示の目安金額には消費税は含まれておりません

足場工事の費用

  • 高所作業のため屋根工事と雨樋工事は基本的に足場が必要です。足場工事は協力会社が行います。
  • 3tロングトラック横付け不可の場合、足場小運搬費が別途かかります。

足場工事の費用の目安(消費税別)

  • 部分足場 都度見積もり
  • 足場掛け払い工事 650円/㎡~750円/㎡(消費税別)
  • 養生メッシュシート 5,000円/式~(部分)、150円/㎡(消費税別)

屋根点検の費用

職人による屋根上に上っての点検となります。急勾配屋根や3階建てなどは不可です。

屋根点検の費用の目安(消費税別)

  • 1万円/一式~(消費税別)

屋根修理工事の費用

■棟瓦積み替え工事

和形瓦の段積み棟瓦は年数が経つと、蛇行したり上下に波打ったりする場合があります。ひどくなると雨漏りの原因になるので、早目の積み替え工事をおすすめします。
和形瓦の工事は、職人の腕の良し悪しが見た目や耐久性に大きく影響します。弊社職人による積替え後は、真っ直ぐに美しく並んだ棟瓦に必ず満足いただけます。また丁寧な工事により、耐久性も安心です。

次の工事内容の事例となります。足場工事は別途費用となります。

棟瓦積み替え工事の費用の目安(消費税別)
  • 【前提条件及び仕様】和形釉薬瓦、紐丸厚のし瓦共4段積み、既存瓦再利用、切妻屋根、大棟10m、旧工法(ガイドライン工法でない)
  • 【工事仕様】大棟積み替え工事10m、(紐丸厚のし瓦共4段積み)
  • 合計 30万円(消費税別)

■瓦屋根漆喰塗り替え工事

和形瓦の場合は、棟積みや土居のし瓦の下部が漆喰で仕上げてあります。経年により漆喰がひび割れたり、ポロポロと崩れ落ちてくることがあります。こちらも雨漏りの原因となりますので、早目の工事をおすすめします。
施工業者により南蛮漆喰のみで仕上げる場合もありますが、弊社ではベテラン職人により中塗りを南蛮漆喰、仕上げを漆喰で行います。見た目も美しく耐久性も高いため、満足いただける仕上がりです。


次の工事内容の事例となります。足場工事は別途費用となります。

瓦屋根漆喰塗り替え工事の目安(消費税別)
  • 【前提条件】和形瓦、切妻屋根、棟18m、土居のし8m
  • 【工事仕様】棟漆喰工事18m、土居のし漆喰工事8m、既存漆喰撤去、廃材処分、南蛮漆喰(中塗り)+漆喰(仕上げ)
  • 合計 22万円(消費税別)

■棟包板金交換工事

台風の被害の修理工事で非常に多いのが棟包板金の交換工事です。一般的にリング釘で固定されていますが、経年により釘が次第に浮いてくることがあります。釘の浮きが大きくなり、下地板への固定が外れてしまうと、板金自体が浮いてしまいます。また訪問セールスからの指摘が多いのが、この棟包板金の浮きです。
弊社では風当りの強い場所には、一般的なリング釘留めではなくステンレス製ビス留めをおすすめしています。ビスなので抜けにくく、台風の強風にも安心です。棟包板金の浮きを放置すると雨漏りの原因となりますので、早目の工事をおすすめします。

次の工事内容の事例となります。足場工事は別途費用となります。

棟包板金交換工事の目安(消費税別)
  • 【前提条件】化粧スレート葺き、切妻屋根、4.0/10勾配、大棟13m
  • 【仕様】棟包板金ガルバリウム鋼板製、棟下地板15mm杉材、ステンレス製ビス留め
  • 合計 8万円(消費税別)

屋根葺き替え工事の費用

ここからは屋根葺き替え工事を、屋根材の違いによる例としていくつかあげます。屋根材は弊社おすすめの製品でみております。工事の前提条件は共通といたします。既存屋根材を撤去して判明した広小舞や下地野地板などが劣化していた場合の修理は別途費用がかかります。

【前提条件】

  • 屋根形状、工事場所など:切妻屋根、下屋根なし、4.0/10勾配、100㎡、大棟13m
  • 小運搬なし
  • 足場工事費含む
  • 既存屋根材の解体撤去及び処分費含む
  • 電気と水道を使用させていただきます
  • 各種板金はガルバリウム鋼板製を使用
  • 既存スレート葺き屋根はアスベスト含まず

※既存が瓦→瓦の葺き替え工事はこちら

■ガルバリウム鋼板横葺きカバー工法(消費税別)既存:化粧スレート

  • 【仕様】スーパーガルテクト(アイジー工業)、下葺材:タディスセルフ、棟包板金ステンレス製ビス留め、雪止め金具なし、換気棟(L-1800)有り
  • 工事代金 128万円(消費税別)

■ガルバリウム鋼板横葺きに葺き替え(消費税別)既存:化粧スレート

  • 【仕様】既存化粧スレート解体撤去及び処分、スーパーガルテクト(アイジー工業)、下葺材:ニューライナールーフィング、雪止め金具なし、換気棟(L-1800)有り
  • 工事代金 155万円(消費税別)

■化粧スレートを葺き替え(消費税別)既存:化粧スレート

  • 【仕様】既存化粧スレート解体撤去及び処分、コロニアルグラッサ(KMEW)、下葺材:ニューライナールーフィング、棟包板金ステンレス製ビス留め、雪止め金具なし、換気棟(L-1800)有り
  • 工事代金 122万円(消費税別)

■ガルバリウム鋼板横葺に葺き替え(消費税別)既存:和形瓦

  • 【仕様】スーパーガルテクト(アイジー工業)、野地構造用合板張り、下葺材:ニューライナールーフィング、棟包板金ステンレス製ビス留め、雪止め金具なし、換気棟(L-1800)有り
  • 工事代金 190万円(消費税別)

■化粧スレートに葺き替え(消費税別)既存:和形瓦

  • 【仕様】既存瓦解体撤去及び処分、コロニアルグラッサ(KMEW)、野地構造用合板張り、下葺材:ニューライナールーフィング、棟包板金ステンレス製ビス留め、雪止め金具なし、換気棟(L-1800)有り
  • 工事代金 159万円(消費税別)

雨樋交換工事の費用

足場工事は別途となります。既存の雨樋の解体撤去工事及び処分費用は含まれています。屋根葺き替え工事と雨樋交換工事を同時に行う場合は、両方の工事費を足した金額になります。

次の工事内容の事例となります。足場工事は別途費用となります。

雨樋交換工事の工事費の目安(消費税別)

  • 【前提条件】切妻屋根、総2階(下屋根なし)、軒樋26m、縦樋24m、集水マス4ヶ所
  • 【仕様】 軒樋 角樋 120㎜、縦樋 丸樋 60㎜
  • 工事代金 20万円(消費税別)

割増工事について

工事費の中身は、人件費と材料費、諸経費です。人の手間や労力がかかる工事、材料が多くかかる工事には、割増工事(別途費用)が発生します。

割増工事の工事費の目安(消費税別)

屋根形状と勾配
  • 寄棟~5寸、切妻5.5寸~7寸 +10%
  • 寄棟5.5寸~7寸、切妻7寸~ +20%
  • 寄棟7寸~
  • 入母屋 別計算
小面積
  • ~40㎡ 一式見積
  • 40㎡~60㎡ +10%
その他
  • 多面屋根 10面以上 +10%~
  • ドーマー納め 5万円/ヶ所
  • トップライト廻り 2万円/ヶ所
  • 雪止め瓦 6,000円/m
  • 雪止め金具 1,500円/m~
  • 上記以外、提出する見積もりを参照

小運搬費について

  • 基本的に見積もりは、工事車両が敷地に横付けできる前提です。
  • 工事車両から工事場所まで距離がある場合は、運搬にかかる時間と労力に対して小運搬費が別途かかります。
  • 小運搬にかかる労力が大きい場合は、専門業者(運び屋)に外注業者として依頼する場合があります。

諸経費について

  • 工事代金が私たちの唯一の収入源なので、会社運営にかかる全ての費用は、お客さまからの工事代金を原資としてまかないます。
  • 会社運営にかかる費用のうち主に間接費(外注費、材料費、直接人件費以外)が、諸経費の内訳となります。
  • 例えば、事務・営業・現場管理にかかる間接人件費、事務用品費、地代・家賃・駐車料・リース料、教育訓練費、宣伝広告費、業務委託料、保険料などのリスクヘッジにかかる費用、機械器具損料、車両費、交通費、通信費、図書新聞費、組合費、水道光熱費、借入金利息などです。
  • さらには借入金の元本返済や税金など、費用ではありませんが支払いが必要となるお金。そしてこれは決算を通じて蓋を開けてみなければわかりませんが、利益の一部にもなりえます。
  • このような費用のため、弊社では諸経費は直接工事費に対してのパーセンテージを基本として設定しています。
  • 直接工事費に対して諸経費の最小が5,000円、そして15%、10%、6%、4%、3%と、基本的に工事費が大きくなるとパーセンテージが少なくなるよう設定しています。

価格変動の傾向

  • 2020年以降、物価高の影響を受け頻繁に材料費の値上げが起こっています。上記の目安はあくまで参考としていただき、必ず最新の見積もりをとってください。
  • 今後、材料費も人件費も上昇が見込まれます。
  • 材料の価格変動の状況は、随時お知らせしたいと考えています。